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Enigma詳細解説 part1 - Data Marketplace

数日前にEnigmaが何かリリースしたみたいだけど、何が何だかわからない、という人向けに、Data MarketplaceのOverviewを全翻訳しました。(※)は私の解説コメントであり、主観が入っている箇所になります。

 

ソースはこちら:

https://enigmampc.github.io/marketplace/index.html

 

Overview

 

Enigma Data Marketplaceは、Enigmaネットワークのプロトコル層とアプリケーション層の間に配置されるプラットフォーム層である。これは、分散型で安全なデータインフラストラクチャを提供し、その上にCatalystなどのアプリケーションを構築できる(※よくある誤解ポイント。Enigma Catalystという名前で仮想通貨アルゴトレーディングのアプリがすでに存在している(これはこれで神アプリ)が、これはEnigmaプロトコルを利用した応用例にすぎない。イーサリアムってイーサごっち専用通貨なんでしょ?という誤解と同レベル)。

 

データマーケットプレイスは現在、開発のフェーズ1に入っている。現在の実装には、データセット名前空間サブスクリプションに関するコンテキスト情報を扱うオンチェーン部分が含まれている。オンチェーンロジックは、Ethereumネットワーク上に展開されたスマートコントラクトでコード化され、エニグマトークン(ENG)で直接操作される。この最初の実装では、すべてのデータセットがいくつかのプロバイダによってオフチェーンで提供され、ストレージはスマートコントラクトに組み込まれたロジックとは独立して管理される。

 

データマーケットプレイスの最初の実装としては、アプリケーションレイヤ上のCatalystと統合した形で設計されている。データセットは、運用パフォーマンス向上につながる新たな取引シグナルを持つトレーディングアルゴリズムのためのプレミアムデータとして使用される。(※仮想通貨アルゴトレーディング目的に特化したデータ売買市場としてひとまずフェーズ1はローンチ。みんなが気づいていない売買シグナルを見つけるために使えそうな元データを売買するイメージ。)

 

フェーズ2には、既知のノードのフェデレーションネットワーク(サイドチェーンっぽい感じ)上で動作するオフチェーンネットワークの最初の実装が含まれている。これは、外部からの攻撃による脅威が制限されたモデルの下で動作するEnigmaプロトコルMVP(Model View Presenter)と考えることもできる。(※この段階ではまだ分散化されたノードでEnigmaプロトコルを走らせるのはまだ無理で、いくつかのたぶんEnigmaの中の人が立てたノード上で、一通りの仕組みを走らせられるようになる、という理解。)

 

フェーズ3は、ここからが本当に面白くなるところである。誰もがノードになり、ENGトークンを対価としてストレージと計算リソースを提供できる公開オフ・チェーン・ネットワークを開始する。(※本格始動開始。みんなEnigmaデータマーケットプレイスを、ちゃんと自律分散した世界で実行できるようになる。)

 

最後にフェーズ4では、ネットワーク内のデータを保護するために重要なプライバシー機能を導入する。これにより、私たちのデータプロトコルユーザビリティを、個人識別情報(PII)を筆頭として、あらゆる種類のデータストリームに拡張することができる。(※Enigmaが最終兵器を手にして神となる。暗号化されたデータのままプログラムを走らせることができるようになり、世界が変わる。ロードマップでは、このフェーズ4が78月くらいに完成して、それをベースとした新しいアプリが年内に完成する予定。)